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2011-09-13(Tue)

死の町

すでに旧聞ですが、鉢呂前経産大臣の舌禍問題について少し述べておきます。

「死の町」といういささか文学的な表現は、ワタシとしては決して被災地域や住民の方々を揶揄したり、貶めたりしてはいないと思います。

「町」というのは、それなりの機能を持っています。 ひれなりの機能というのは、商店街に人々が行き交ったり、家々から朝餉夕餉の匂いが立ち込めたり、呼び合う声がしたり、笑い声が聞こえてくるとか、そういうことです。

「町が死んだ」というのは、町のそういう機能が失われた、もしくは失われつつあるということでしょう。そういう状態を指して「死の町」という表現をすること自体は、決してマスコミから糾弾されることではない、と考えます。

例えば「交通麻痺」という表現があります。そういう表現を使ったら肢体が不自由な人を揶揄したり蔑視シタリしていることになるでしょうか。「麻痺」という言葉自体は医学用語ですから、神経系統の機能が正常に働かないことを指します。

「交通麻痺」というのは道路が渋滞したり、電車バスが運休したりして交通が正常に動かないことを「麻痺」という医学用語を使って譬えた、ということでしょう。その意味で厳密に言えば肉体の機能が正常に働かない人のことを連想されると言えなくはありません。

しかし、既に擁護として定着している「交通麻痺」という言葉を使ったからといって、言葉本来の字義から肉体的機能が不正常にしか働かない人々を揶揄しているとあげつらうことには無理があります。

今回鉢呂議員が使った「死の町」という表現も同じです。

人が殆ど見当たらない、商店も失われている、商店だけではなく家々も倒壊したり半壊したり、人々が既にそこに住んですらいない街のことを「死の町」と表現することが、それほど糾弾に値することだとは思えません。

むしろ鉢呂議員の言動に問題があるのは、「放射能をつけちゃうぞ」とか「汚染(うつっ)ちゃうぞ」という発言をしたほうでしょう。

いうまでもなく原発3キロ圏の出入りに関しては検問所があり、入ることはもちろん、そこから出る場合も防護服を除染して出られる訳ですから、いったん3キロ県内に入ったとはいえ、鉢呂議員の防護服に放射能が付着していることはあり得ません。

原発の稼動を所管する大臣としてその程度の知識も持ち合わせなく、「うつっちゃうぞ」という非科学的な言動をするのは彼のオツムの程度を如実に表しています。

したがって「死の町」という表現に関しては冒頭に述べたような思いを持ちつつも、辞任劇に至るほどのことでもないなどと擁護するつもりは毛頭ありません。

ただし、「うつっちゃうぞ」発言も、彼が被災地視察から防護服を着たまま戻ってきたところを囲んで矢継ぎ早に質問を浴びせた報道陣にたいし、「まだ防護服すら脱いでいないんだから、防護服を着たままだと付着した放射能が空中に拡散しちゃうぞ」という文脈で出た言葉だとすれば、マスコミのありよう、言葉狩りについても一言言及しておきたい。

繰り返しますが、防護服に付着した放射能が空中に拡散してしまう等と云いうこと自体、あり得ないことです。が、マスコミが自ら仕掛けたシュチュエーションに嵌って言質を取られたという側面もあり、マスコミによる意図的な誘導と言葉狩りに対しては大いに疑問を抱きます。

もちろんその程度の幼稚なワナにひっかかるほうもひっかかるほうであり、しかも大臣ですから、弁護の余地はありません。ありませんが、マスコミの底意地の悪いヒッカケがまた事実だったのだろうとワタシは思います。
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